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Q:8月のとある最高気温35度以上の猛暑日、お葬式に参列することになりました。あいにく夏用の喪服は持っていません。新たに購入するか、貸衣装を利用するか、春秋兼用の合い着で済ませるか、考え中です。真夏の葬儀に、厚手の喪服を着ていくのはマナー違反でしょうか。それとも合い着で構いませんか? 教えてください。 A:真夏のお葬式でも、春秋兼用の合い着で全く問題ありませんし、喪家に対して失礼に当たりません。一般に、お葬式に着ていく礼服には、オールシーズン用、スリーシーズン用、サマーシーズン用などがあります。オールシーズン用やスリーシーズン用を一着用意しておけば十分でしょう。お葬式への行き帰りにどうしても暑ければ、上着を脱いで手にかけておけばよいですし、お葬式の会場は冷房も効いているはずです。どうぞ、お手持ちの合い着でご会葬ください。 ●181-1 礼服の種類 ブラックフォーマルには、着用する季節に対応して、一年中着られるオールシーズン用、秋、冬、春に着られるスリーシーズン用、夏に着られるサマーシーズン用などが販売されています。夏用と言っても、販売店によっては「4月から10月まで着用できる」と広告していますが、これは2着目の礼服を得るための宣伝文句と思ってください。一般には、皆さん、オールシーズン用かスリーシーズン用を一着持っていると思います。 ●181-2 真夏のお葬式では白いハンカチが必須 猛暑日のお葬式となると、たしかに相当暑いですね。男性の礼服の場合、上着の下の白無地シャツも長袖でしょうから(女性の場合、半袖の礼服があります)、汗びっしょりになるかもしれません。特に葬儀会場への行き帰りは大変です。上着は脱いで手にかけて移動することをおすすめします。 真夏の葬儀に限りませんが、必ずハンカチを持ちましょう。とくに真夏は汗拭き用として必須です。手持ちがなければ、最近は100円ショップでも販売されていますので、買い求めてください。 ハンカチの色は、白、黒、グレー、紫など限定です。正式には黒ではなく白。ネクタイ、靴下は黒、ハンカチは白と覚えておいてください。洗濯、アイロンがけをした白いハンカチを数珠と一緒に礼服のポケットに入れておけば、うっかり忘れることがなくなります。 ●181-3 上着の着脱 お葬式と言っても、最初から最後まで上着を着用しているわけではありません。例えば、お通夜の後の通夜振る舞いや、葬儀の後の精進落としなど、食事をとる時間帯や火葬の待ち時間などでは上着を脱いでも構いません。喪家の方々や他の会葬者が上着を脱いでいれば、それに従うとよいでしょう。 お葬式での礼服は、フォーマルウエアです。シワが寄っていたりホコリが付いていたりしないよう、清潔感をもって着用してください。また、体型の変化によって、窮屈だったり、ダボダボだったりすることがあります。アジャスター付きの礼服が販売されていますので、多少の体型の変化にも対応出来る礼服を持っておくこともおすすめします。 |